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東京者日記
2002年10月分

日記のタイトルの色で何の日記かを分けています。
試合の日記=青地に黄文字 練習の日記=赤地に黄文字 その他=黄地に青文字
この日記を書いてる人(つまり自分)は「青」、彼女は「赤」、
その他、出てくる人は青と赤を足して(笑)「紫」。
サポーターコールは、フォントを大きくしています。

2002/10/26 ×仙台戦の日記
珍しく寝坊した。起きる前に変な夢を見ていた。
その夢とは、浅利が強烈なミドルシュートを突き刺して、東京が仙台に勝つ、という夢だった。
ちょうどその前「オ〜俺の東京 誇りを持ち 立ち上がってみんなで歌おう」。
浅利のゴールが決まってから…
「戦え 俺の東京 今日も勝利を信じて 弾けよう TOBITAKYU 負ける訳がないさ」。
…これ、実は携帯電話の着メロ。
最初、彼女からメールが来て(俺の東京)、その後、電話が来た(TOBITAKYU)。
という訳である。慌てて準備をして、出て行った。
彼女の住んでいる所が近いのが幸いである。

と、現地に着いたのは14時半。因みに開門は16時半である。
「遅れたにしちゃあ、前だな」
「天気もあるんじゃない?今日も怪しいし」
別に並んで待っているのは、それほど苦痛でもない。
適当にクッチャベっていれば2時間などは、アッと言う間に経つ。

開門30分前くらいから、列の整備を始める。そのとき、必ず誰かしらがいない。
荷物と敷物だけを置いて、どこかに行ってしまっている。
別にどこかに行くのは構わないが、せっかく早く来ているのに、もったいないものだ。
いくら早く来ていても、その時にいなければ「いない」と同じ。
スタンドに入ってから、上空を見上げる。かなり雲行きが怪しい。
いつも座っている所は、それほど雨の影響を受ける所じゃないが、1列だけ下がった。

仙台サポーターご一行は、バックスタンド寄りに固まっている。
黄色(金色?)と紺の襷が、まあやたらとかかっている。
「ブランメル時代に比べたらスゲエ数だなぁ」
「ちょっと前のベガルタでもあんなにはいなかったよね」
「思ったより女の子が多い」
「それは以前とは大違いかも」
いくつかの応援を披露してくれている(笑)。洋楽からの流用が多い。
KISSであったり、ツイステッド・シスターであったり(ベガルタ仙台、GO!行くぞ仙台…)、
ベイシティ・ローラーズであったり(マルコスの応援)、ジョン・デンバーであったり…(カントリーロード)、
カントリーロードが「オオオ〜…」なのが少々もったいない気も…。
レイソルは「Over the rainbow」を歌っているが、あれも「オ〜オ〜…」はもったいない。

最近やっとパターンが落ち着いた「You'll never walk alone」。
現在は選手が入る直前に、音量は大きく、サビのリピートを早めに切る(フェードアウト)。
先日、フェアプレーフラッグを旗手をさせて頂いた時、
「聞く格好」になったのだが(歌いながら歩いていたが)、
ちょっと気になった微妙な部分が一つ。サビの1回目。
「アン(ド) ユ(ル) ネ〜ヴァ〜ウォ〜ク ア〜ロ〜オ〜ン」と、ゴール裏から聞こえた。
「And you'll never walk alone○You'll never walk alone. 」
「○」の部分が、1回目と2回目以降では違う。1回目は間が短い。
「アン(ド) ユ(ル) ネ〜ヴァ〜ウォ〜ク ア〜ロ〜(ン)」
としないと、息継ぎをする間がない。息が相当に長く続く人でもしんどいハズ。
ア・カペラとは微妙に違うので要注意を。

「男には 自分の世界がある 例えるなら空を翔るひとすじの流れ星 東京ガ〜ス!」
先日の神戸戦からの引き継ぎであろうか、これから始まる。しかも長め(笑)。
でも面白いもので、キングアマラオが早速決めた。
ゲンがいいというのは、こういうのを言うのだろうか?
ゴール後、アマラオは「タイガー・ウッズを意識した」(後日情報を入手)
というパフォーマンスを披露。何とコーナーポストを抜いてしまった(笑)。
アシスタントレフェリーから、ちょいと注意を受けていた。
ゴルフパフォーマンスは、昨年のドイツ×イングランド(W杯予選)で、
リヴァプールのヘスキーもやっていたっけ。
(彼の場合は、パッティングのポーズをコーナーポストに向かってしていた)
最近だと、神戸×横浜FM戦で、シジクレイがやっていた(ヘスキーと同じ)。

「男には 自分の世界がある 例えるなら空を翔るひとすじの流れ星 東京ガ〜ス!」
再び出てきた「ルパン」(笑)。
一方、サポーターの応援はよく聞こえるが、仙台は選手達が元気がない。
「ブランメル仙台」
コールまで出た。そういえばドゥバイッチってどうしてるんだろう…。
にしても、仙台は本当に元気がない。岩本が際どいコーナーキックを蹴った以外は、
(これは土肥がファインセーブ)それほど「ヤベェ」と思うシーンがなかった。

と、こちらは至って元気がいい(笑)。ボールが速く動くし、人の動きも連動性がある。
このままのペースでいけばやりたい放題、みたいなペースだ。
それを思うと、ナオのスルーパスから、戸田が抜け出したのは決めて欲しかったなぁ。
ダイレクトでいかなくても、フェイントかけて交わしてチョンで良かったんだけど…。
残り10分くらいにアマラオがまた決めた。
左サイドの殆ど角度がないところから、グラウンダーのボールを蹴った。
仙台の選手はみなボールウォッチャーと化し、ボールはそのまま右隅に突き刺さった。
これで2−0。なおさら仙台の元気がなくなってしまったが、一応(笑)このスコアで前半終了。

「男には 自分の世界がある 例えるなら空を翔るひとすじの流れ星 東京ガ〜ス!」
で、始まった後半。後半はまた違った意味で楽しかった。
相手GKのノリオ(高橋)が、とにかくやってくれる。ミスキックを連発する。
ミスるたんびに「Heeeey!!!」。彼女がボソッと言った。
「昔のノリオに戻っちゃったね」
元気のない仙台にマルコスの退場がさらに追い討ちをかける。
その退場したマルコスに
「レッツゴー マルコス! マルコス! ヘイ! レッツゴー マルコス! マルコス! ヘイ!」
とエール(?)。ちょいと頂けなかったのは主審。
誰がカードなんだか、最初、判らなかった。ちゃんと明示していただかないとなぁ。

そこから後はこちらのペースになるんかなぁ、と思ったが、余裕をコキすぎて得点には至らない。
久しぶりに復帰の岩本も、殆ど目立つ事がないんだし、
「もっと引っぱたいちまってもいいんだけどなぁ」
と思ったが、内容自体はいい。ボールもテンポ良く動く。セクシーなプレーも結構あった。
余裕のボールを回している時あった。最後尾の土肥は、それを見て拍手していた。
チームはノリノリである(笑)。
かたや仙台の守護神は…相変わらずやらかす。なにぶん凄い所にボールが飛んでいく。
「ノリオ!ノリオ!」「守護神ノリオ!守護神ノリオ!」
とまぁ、いじられ放題。確かにあれじゃあなぁ…。
後半の半ば、戸田に変えてユキヒコを投入。右にユキヒコ、左にナオの布陣に変わった。
そのユキヒコのファーストタッチ。何を思ったか、ラインを割った所でボールを受けてしまった。
「ん?勘違いしたかな?」
「あららぁ…らしくない」
その後は悪くなかったが、左のナオはそうでもなかった。
「右にいる時より何かぎこちないなぁ」
と思った。ナビスコの準々決勝×ガンバ戦でも左に入ったが、その時もそう感じた。
まだまだこれからってところであろうか。
ただ完全に意気消沈してしまった仙台。危ないシーンも殆どない。

その後、ミヤ→シモ(200試合出場おめでとう)、ケリー→喜名と余裕の交代。
結局、スコアは2−0で終わったが、内容的には圧勝レベルだった。
試合後、仙台サポーターは挨拶に行く選手達に容赦ないブーイング。

アマラオがインタビューを受ける。いつものように(笑)、
「日本語しゃべれ!」
のコール。ちゃんと喋ってくれた(笑)。
アマラオは来日してもう11年目。年も自分とはさほど変わらない36。
自分と同い年より上の現役でスタメンをはっている選手は、
J1、いやJ2を含めて見渡しても、もうそれほどいない。
「36とは思えないなぁ」
「凄いの一言だねぇ」
惜しまずに動く運動量、更に磨きがかかった感のある得点感覚。まさに「KING」にふさわしい。

「4連勝しちまったよ」
「久しぶりだよね、連勝って」
「誰がつけたか知らないがリベンジシリーズも3連勝」
「あとの相手は名古屋、清水」
「その後の浦和と鹿島は同一カード連勝狙い」
「残りの試合は、全部現場に行くからね」
「8連勝、全部3ポイントとすれば、何かあるんじゃないのかな」
「勝っていくしかないんだもんねぇ」
そう、勝っていくしかない。確かに他力本願と言えばその通りだが、
可能性はゼロじゃない。現時点で順位で上にいる鹿島と浦和は直接対決がある。
最後の最後まで諦めずに戦って欲しい。
と、冒頭の浅利のゴールは夢のまんまだったが、本当に見てみたいなぁ…(笑)。
加地の札幌戦のドライブシュートにも、負けず劣らずの強烈な一発だったから…。



2002/10/19 ×神戸戦の日記
前節の札幌戦の大勝で、星を五分に戻しての神戸戦。
唯一、過去リーグでは勝った事がない、いわゆる苦手な相手。
ただナビスコカップを入れると、別に勝った事がない相手ではない。
今年のナビスコでは、アウェイでは定石通りの0−0、
ホームでは、加地のクロスをケンジが見事なヘッドで押し込んで、
1−0で勝っている。
リーグ戦ではプレイヤーが11対10の数的有利にも関わらず、
延長の末に2−1で負けている。やっぱり苦手なのだろうか?

この日は、先日、クラブの事業部の方から、
フェアプレーフラッグの旗手をやって頂けませんか?と、
連絡を頂戴したので、快諾してやる事に。集合時間は17:30。
ただ自分らは現場はゴール裏。いつもと同じように早めに行く(笑)。

並んだ後、待っている時に上空の厚い雲を眺めながら、
「雨、大丈夫かねぇ」
「並んでいる時に降らなきゃいいさ」
スタジアムのゲートの隙間からピッチが見えたが、
さすが芝生を自慢の一つとしている国立だけあって、
非常にコンディションも良さそうだ。
「あれ、踏めるんだなぁ…」
なんて思いながら、たまにチラチラと見ていた。
そのスタジアムからナビゲーターの鈴木大氏の、リハーサルの声が聞こえた。
そのリハーサルで、ちゃんと自分の名前が出てきた。
「ホントなんだなぁ」
雨は非常にも並んでいる間に降ってきた。見た感じやみそうもない。

荷物をビニールにくるんで、一応の観戦場所を確保して、集合場所に。
因みに親子の方1組を入れて、自分を含めて5人は男。女は彼女一人だった。
「紅一点なんだ」
初めて「国立の中」に入った。階段の所は古さが否めなかったが、
関係者のエントランス(入り口)からは非常にきれいだった。
エントランスの所で、去年までうちにいた榎本を見た。
彼、今は何をやっているのだろうか…(誰か知っていたら教えて下さい)。
会議室を控え室として使っていた。選手と一緒に入場する子供たちも一緒。
「どの選手と手をつなぎたいか考えておいてね」
と、スタッフの方が子供たちに言っていた。
ちなみに手をつなぎたい選手がバッティングした時はジャンケンだそうな。

競技場の裏のトラックで、フラッグの持ち方や歩き方などの練習をする。
持つ場所を決めるとき、集まった方達の背丈は拮抗していたが、
彼女は前、自分は真ん中になった。
「中心の線に気をつけて下さいね」
真ん中だからコリャ楽だ、なんて思ったら、実はそうでもなかった。
フラッグを持って歩く際は確かに楽だが、
停止した状態の時は、真ん中が一番つらい。
さしずめ欧州のクラブや代表などの集合写真の際に、
前にいる選手は片膝を立てているが、その格好にならないといけない。
慣れないものは楽じゃない(笑)。
その練習をしている時…相手GKの掛川が軽くアップをしていた。
なので、横目でちょっと睨んでおいた(笑)。
下の写真は、その練習の際にピッチレベルまで行った時の写真。

ホーム側 アウェイ側

練習が終わってから、本番までしばらくお休み。
「FC東京ニュース11月号」、この日のメンバー表、
その日の他会場の試合結果などを見ながら、しばし談笑。
同じ東京ファンだし、サッカー好きだから、話題に共通点がある。
「浦和は止まらないですねぇ」
「調子こいてますね、確かに(笑)」
「神戸にはカズがいませんね」
「確かケガだったと思いますよ」 とか、 「この前のアジアユースは楽しかったですね」
「大熊さんの声が良く聞こえてましたしねぇ」
「東京ファンにとっては、たまらないです(笑)」
などとサッカーの話をしてリラックス。あと子供達の練習に付き合ったりしていた。
どういう基準で選んだのだか判らないが、子供の身長がデコボコだった。
しかし、子供というのはけれんみがなくていい。
自分も昔はそういう時期があったんだなぁ、等と思う。
今となっちゃあ、ロクでもないが(笑)、子供の頃の写真を見ると、
「これが自分かよ?」と思うくらいに可愛かったのだ(笑)。

本番。控え所に集まる。丁度サブの選手達が通り過ぎた。
ケリーの家族が控え所の上の段にいた。選手達がゾロゾロと来た。
控え所を出たピッチ下で、6人でフラッグを持って控えていると、
You'll never walk aloneがかかった。そこからもスタンドが見える。
沢山のマフラーや旗が、雨がどしゃ降りにも関わらず、頭上に掲げられている。
「きれいだなぁ」
と思いつつ、自分もかなり緊張しているようだ。
いつもそのスタンドで歌っているYou'll never walk aloneを、自分も口ずさみだした。
旗手は曲の途中からピッチに出るのだが、最後までしっかり歌っていた(笑)。

自分が持っていたのはメインから向かって右側(の真ん中)だったので、
旗をかざしながら、東京の選手達をチラチラと見ていた。
この日もキャプテンマークを巻いている、土肥の士気迫る表情が印象的だった。
と、いる場所的に、神戸の選手と目があったのだが、
表情を変えずに目だけで睨んだ(笑。確かGK掛川だったと思う)。
確かに緊張してはいたが、意外とこんな所ではリラックスしてたりする。
「東京!東京!東京!東京!」
端から聞いていても、野太い東京コールだが、ピッチレベルでも本当に野太い。
選手達がインタビューなどで「野太い応援」という表現をしている。
まあ、自分も普段は声を出している側なのだが、
ピッチレベルで聞くと、それが本当に判る。一種、感動的だった。

一応の大役(?)を果たして帰ってきた。
「ちゃんと腕と脚、交互になって歩いてた?」
「大丈夫だったよ。って私はつく膝ってあれで良かったの?」
「俺はそれに合わせたよ。」
「にしても…緊張したぁ。頭が真っ白だったもの」
「選手は凄いよね。あのあとに試合するんだから」
「初出場の選手が頭が真っ白になるっていうけど、確かにそうだろうな」
かくして、旗手のお仕事(?)は終わった。これから現場に戻らねば。

ゴール裏に戻ってきたのは、試合が始まって5、6分してから。
幸いゲームに動きはなかった。
通常だとカメラを取り出すのだが、雨が激しいので、
「断念するか…」
という事になった。これが唯一ついてなかったなぁ、と思ったが…(これは後述)。

先制は神戸。ヤバッと思った瞬間に、サイドからの折り返しを望月に決められた。
帰ってきて判った事だが、彼にとってメチャクチャ久しぶりのゴールだったらしい。
ウ〜ン、と思ったが、選手がそれほど落胆していないのを見て、
大丈夫だろうと思った。確かに大丈夫だったが(笑)。
それから後、敵左サイドのペナルティエリア内で、ケリーが引っかけられてPK獲得。
蹴るのはアマラオ。ケリーから遅れ馳せながらの誕生日プレゼント?(笑)。
アマラオはPKがうまいから
「まあ大丈夫」
と、ホントにあっさり決めた。今シーズン12ゴール目。
チームメイトと喜び合った後、アマラオは味方ベンチへ向かう。
コーチャーズボックスの原監督とガッチリ握手をした。
そう、今日は原監督の誕生日。アマラオは16日に36歳になった。
ベンチスタートのケンジは21日に25歳になる(余談)。
「いい光景だなぁ」
「だねぇ」
「ごっつあんアマラオ」
のコールも出た。まあ前記通り、ケリーからの誕生日プレゼントって事で(笑)。

この日、先日のアジア大会から帰ってきたナオとモニが先発。
ナオは試合に出たが、先発でコンスタントにというワケじゃない。
モニの場合は試合に出れなかった。どちらも相当悔しかったに違いない。
試合に出た出ないに関係なく、遠征疲れもまだ残っていると思うが、
ナオは右サイドハーフを基本に、時折ポジションチェンジも混ぜてガンガン行っている。
モニは久しぶりのセンターバックで、ジャーンとのコンビネーションに苦しんでいるが、
試合勘の問題もあろう。それでも彼の特徴である、対人の強さは相変わらず。

そのナオから、浅い神戸のディフェンスラインの裏を突くパスが、
左から絶妙のタイミングで走り込んで来た戸田の所へ。
そのボールを戸田がシュートするが、クロスバーに直撃した。
「ウワ〜」
「あんなに力いれなくても…」
「全くだ。チョンで良かったんよ、チョンで」
あれはちょっともったいなかった。考えてみれば戸田も7月の札幌戦以来、ゴールがない。

年間総合順位で14位と苦しんでいる神戸も、必死に来る。
ナイトゲームはこの試合だけなので、昼の試合で広島が引き分けたのも、
神戸の選手は知っているはずだ。勝ち点差は4ポイントに縮まっている。
こちらも残留云々に無縁とは言えないが、向こうは「尻に火が付きそう」な状態。
かなり際どいのも何本か打たれたが、枠には飛んでこない。
雨が降っている中でのゲームなので、確かにミスが多いが、
どちらも気合が入っているのは伺える。前半は1−1で折り返す。

後半。どちらもメンバーの交代はない。
5分頃、セットプレーからジャーンがヘッドでブチ込む。
ニアサイドに飛び込んで、キーパーと競り合ってヘッドで押し込んだ。
そのボールは相手選手の股間に挟まって間一髪のクリアかと思われたが、
しっかりとゴールラインを越えていた。
副審を見たら、センターラインまで走っていたので、ゴールだ。
「アリガト副審!」
ちゃんと見ているのは当たり前だが(笑)、神戸の選手も言い寄らない所を見ると、
ラインは越えたのだろう。ジャーンは東京に移籍して初ゴールとなった。
この時もしっかり、原監督の所に行っていた。

しかし、やはり神戸は苦手なのだろうか。
それから2分くらいしてから、混戦を決められて同点にされる。
「神戸もしぶといなぁ」
「気が抜けたかね?」
「今年の悪い癖が出ちまったかな」
この後から、神戸のアタックにさらされる事になる。
ハッキリ蹴り出して流れを切ってしまっていいと思ったが、
なかなか蹴り出さないために、相手に拾われる。
ただその間にもチャンとやりかえしてはいた。
その後、戸田に変えてケンジを投入。
そのケンジが右サイドを上手く抜けて、その後何をやるかと注目したが、
シュートかクロスか判らないようなキックで、ボールはゴールラインを割る。
[Booooooo!」
という自分もブーイング。
「ありゃあねぇだろうに」
「あれってシュート?クロス?」
「さあ。フリーであれはないよな」

ケリーの放ったシュートは、前半の戸田同様に、またしてもクロスバーに嫌われた。
後半も押し迫ったくると、神戸も負けられない気迫を出して、
東京に圧力をかけてきた。
まるで1stの時の10対11と一人少ないながら、執念を燃やした時にように。
しかし、それを凌ぐ。今までだったら、やられているパターンだが凌いだ。
90分でも決着がつかず、ゲームは延長戦になった。
「今年相性の悪い延長か…」

その合間に煙草を吸いに行って、トイレにも行った。
戻ってきたらすでに試合は始まっていた。
「男には自分の世界がある 例えるなら空を駈ける一筋の流れ星 東京ガ〜ス!」
久しぶりの歌がゴール裏から発せられていた。
自分が席に戻って見たのは、藤山が前にフィードした時。
センターでアマラオが競るが、ボールはディフェンスがクリア…。
したハズだったが、そこには宮沢がいた。
そのボールをステップを合わせて、左足で振り抜いた。
グラウンダーのシュートは、そのまま突き刺さった。
物凄いスピードでベンチに向かって走る宮沢。
ベンチからは物凄いスピードで宮沢に突進するヒロミ?倉又さん?
確認する間もなかったし、こちらは殆ど発狂状態だった。
東京ブギウギが歌われている中、自分は…
「ワーッ!ワーッ!!ワーッ!!!ワーッ!!!!」
と、W杯のベルギー戦で、先制ゴールを決めた鈴木隆行の時のようになっていた(笑)。
その後、近くにいたお兄さん二人と、肩を組んで飛び跳ねて、ブギウギを。
そのあと抱き付いてから、お兄さんが
「ねぇ、今の2分?1分?」
というが、
「えっ、そんなのワカラナイっす」
「まあ、そんなのどうでもいいや!」
といって、再び抱き付く。
通路の所で抱き合っていたら、知らないお姉さんが来て、
(かなり大きいお姉さんだった)
向こうが手を広げているので抱き付く。
その後、お姉さんはニコッとしたあと、ボソッと言った。
「良かったね、見れて。あたし、今戻ってきたから見れなかったんだよねぇ」
と、決着がついてから…突然と雨がやんだ。
「こりゃあカメラを出せって天からのお告げだな」
と、慌ててカメラを取り出した。フィルムは既に入っている。
アマラオの「シャー!」は写真に撮れる(笑)、って実際にそれしか撮れなかったが。

欲を言えば90分で3ポイントが良かったが、やっと神戸にリーグ戦で土をつけた。
考えてみると、神戸では不運の連続だったし、
40センチも髪を切る羽目になったのは、神戸での敗戦が大きかった。
あれから2ヶ月、何かリベンジできた気分だった。

宮沢コールの後、Jリーグ初ゴールをあげたジャーンに
「ジャ〜ア〜ン ジャ〜ア〜ン」
ジャーンは耳に手を当て、コールを聞くおなじみのポーズ。
アマラオの「シャー!」の後、
[石川 ニッポン!」コール。
「茂庭もニッポン!」コールも(笑)。
その後、その茂庭に対して、新しいコールが。
「も〜に〜輪(わ)!も〜に〜輪(わ)!」
「輪」の時に両手を上げて輪を作る。これには笑った。
彼自身は自分のプレーに納得できなかったのか、それほど喜んでなかったが、
その時ばかりは照れくさそうに手をあげてこたえていた。
多分、内心は嬉しいんじゃないかと思う(笑)。気持ちを切り替えて頑張れ!モニ!

「いやぁ、よかった。勝って」
「そうじゃないとせっかくフェアプレーフラッグを持たせてもらえた甲斐がないもんな」
「延長戦って、こういうのがあるのはいいんだけどねぇ」
「ああ、でも負けなかっただけいいんじゃないか?今日は」
「ヒロミの誕生日に花をそえたよね」
「44歳だから…後厄も明けたしな(笑)。これからいいんじゃない?」

人が空くのを待って、出口に向かったら、事業部の大庭さんがいたので、
(向こうは顔を知らなかったとしても、こっちは知っているので)
フェアプレーフラッグ旗手の件を、丁重にお礼をして、
「名古屋と鹿島のバスツアーも行きますので、その時はお世話になります」
と、また頭を下げてからスタジアムを出た。

自分らが国立に来た場合、必ず代々木の方まで歩いていく。
その方が空いているのもあるし、小田急線の南新宿駅もそこから遠くない。
その道中で、いつも飛田給で見かけるカップルも見た。
いつだかケンカしていたが(笑)、今日はお二人ともゴキゲンのようだ。
彼氏の方のシャツには「MIYAZAWA 16」の文字。機嫌がいいのは当然か。

ラーメン屋に立ち寄ったら、後ろから同じ目的の東京サポーター2人のお兄さんも入ってきた。
どうやら目的のラーメン屋が一緒だったようだ。
食べている間は話した訳ではないが、日程を自分がボソッと教えたので、
「この人も東京サポーターだ」
と、判ったのだと思う。
(この時点では、自分も彼女も既に着替えていた)
彼らが出る際に、
「お疲れ様でした。次の仙台戦でも!!」
と言った。
「バチッと行きたいですね。で、京都には行かれるんですか?」
「いやぁ、さすがに無理ですねぇ」
「俺らも無理だけど、どのくらい行くのだろう(笑)」
「勝って帰ってきてほしいですね」
ふと、彼の着ているウインドブレーカーに目が行った。
自分もごひいきのリーズのものだった。
「今日のリーズとリヴァプール、どうなんでしょうねぇ?俺もリーズ好きだから」
と言ったら、胸のエンブレムを見てニコッと笑っていた。
(家に戻ってから判った事だが、因みに0−1でリヴァプールだった。ウ〜ン、今年のリーズは更に不安定)

「今日はホントに良かったねぇ」
「全くだ。これでうちもまだ暫定だけど6位だ。浦和とは7ポイント差だけど、
まだ直接対決があるからな。展開によっては面白いかもな」

「そろそろ何連勝っていうのもみたいなぁ」
「京都にゃ行けないが、勝って帰ってきて欲しいもんだ」
国立のピッチも踏めたし、今日は本当にいい1日だった。

帰ってから…
ワールドユースアジア予選の日本代表×インド代表を見て、またちょっと騒ぎ(笑)、
その後、イタリアダービー(インテル×ユヴェントス)を見て、
インテルGKトルドの気迫に拍手してから(笑)寝た。
1日に3試合も見るのは結構ハードである。



2002/10/05 ×柏戦の日記
この日は来た時点からついてなかった。
ユーロスポーツの「×浦和戦の特別観覧席」が、
「何組」の当りかと思えば「何人」だった。
結局は1枚では意味がないと、返却した。
(彼女が当ったのだが、確かに一人じゃ意味がない)
これがこの日の結果を予測していたのだろうか…。

試合は0−1で負けた。交代で入った加藤望にヘッドでズドン!
試合的には低調だったが、柏側の必死さを感じた。
小峯が2枚の警告を貰って、退場したのは確かに痛かっただろうが、
3戦連続で退場者を出すというのは…。
(磐田戦の浅利、マリノス戦の宮沢、そして今回)
確かにレフェリーはひどかったが、そこを落ち着かないといけない。
あのレフェリーはすぐに感情的になるんだから。しかもゴールを取り消すし…。
見ている側の反応もどうかと思った。
色々と言いたくなるのは判るが、レフェリーを評論しに来ているワケじゃない。
文句を言ったところでどうなる訳でもなかろうに。
ついでにお寒い輩もいた。
「俺もう疲れちまったよ、誰でもいいから決めてくれ」
って、ピッチに向かって叫んでいた。若いくせしやがって。
疲れたとか言うんだったら、ゴール裏に来るんじゃねぇよ、アンチャン。
疲れたんだったら、さっさと家に帰って風呂に入って寝てろ!

残念だったのはベンチワーク。消極的過ぎはしないか?
何のためにノリオを入れてるんだかが、判らなかった。
できればリスクを背負ってでも、アタッカーを入れて勝負に出て欲しかったのに…。
マリノス戦と時と同じく、延長がチラついたのだろうか…。
おいおい、今年は延長になったら勝ってないんだぜ。

この時点でセカンドは勝ち点9。3勝4敗。年間では勝ち点26。
8勝2分12敗と、黒星が4つ先行。総合順位も11位に下がった。
今日みたいな試合をしてりゃ、それも仕方がない。

この日の唯一「嬉しかった」のは、土肥。
テツが体調不良で欠場したため、土肥がキャプテンマークを巻いていたが、
ロスタイムのコーナーキックの時に、上がってきていた。
彼が上がってきたからと言って、別に得点が入る可能性が大幅に増えるワケじゃない。
テツがキャプテンというのも、個人的に好きなのだが、
土肥にキャプテンを任せるというのも、いいのかもしれない。
古巣の柏には絶対に負けたくないというのもあったと思うが、
あれを見て「嬉しかった」。彼の気迫が今後の救いだろう。