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2005.07.13 (Wednesday)
J1リーグ第16節・清水×東京(0−1)<19:00 日本平スタジアム Away>

職場にムリを言って、お休みを貰い(その代償として土曜日と祝日が出になった(笑))、
今回で6度目の日本平に、バスツアーで向かった。足がない自分には大助かりの企画だったが、
最初、3台の予定だったそうだが、追加となったバス4台で日本平に向かった。
みんなそれぞれに都合を付けたのだと思うが、それにしても追加とは…正直、驚いた。

駐車場から見える味スタ

バス内の道中では、一昨年の清水戦のビデオを見た。
バスの中では寝てたんじゃないの?いやいや、寝ようとしても寝れないのである(笑)。
試合のビデオが流れていなかったら、寝ていたかもしれないが…。
この時も現場で見ていたが、ナオの2ゴールと、ケリーのゴールで1−3で勝利した試合。
ナオの先制弾も凄かったが(スーパーゴール!)、この試合はケリーが凄かった。
とにかく取られないし、囲まれても一人で打開するし、ここという時に顔を出す。
つくづく凄い選手だなぁ、と改めて感心しながら、ビデオを見ていた。

予定よりも早くスタジアムに到着した。着いたのは開門前である。
昨年までアウェイ側の待機列は、バックスタンド側だったのだが、
今年からアウェイ側(東側)の通路に、変更になっていた。
ただそのお陰で、初めてメインスタンドの前を通ってこれた。
メインの正面玄関は地下に潜るような形になっており、雨が降ったら大変そうに思えた。
造り的には、バックスタンドの方が立派かな?(屋根もあるし)

雲に覆われたため、富士山は見えず

開門してから座席を確保して、バックスタンドの売店へ一路。
市原臨海同様に、日本平でも食べ物にお金を落としていく。
以前、知人から海鮮焼もいいけど、ステーキサンドもいいよ、と聞いたので、
それを食べる事にし、プラスして焼きそばとサワーを購入。都合1350円。
(ステーキサンド600円、焼きそば400円、サワー350円)
ホームの味スタでは、こうも簡単にお金は落としていかない(ケチくせぇ)。

ステーキサンドは、売店に構えられた鉄板で焼かれた牛肉を、パンに挟んだものだが、
これがまた美味しい。焼け具合もこちらには丁度良かった。
運が良かったか、焼きそばもパックにギュウギュウ詰めであった。
臨海もやめられないが、日本平もやめられない(笑)。

このパンの間に、ステーキ焼きの牛肉が

職場の人間に、何か土産を買って帰ってきます、と言ってきた都合上、
売店を見ていると、以前、管理人の彼女も買っていったという、
「エスパルスサブレ」なるものを見つけた。5枚入りで315円。
これを1つでは足りないので2つ購入した。
サブレにはマスコットのパルちゃんが刻まれている。味は良しとできた。

そのパルちゃんだが、都合3人(3体)が試合前にとにかく活躍する。
この日も「パルちゃんショー」なるものが行われた。
とかく、こういったショーは子供向けになりがちなのだが、
自分らの世代だと、生で見ているが、今の子供はピンクレディーを、
リアルタイムで知るハズがない。そのピンクレディーの曲に合わせて、
振り付けもしっかりと、パルちゃんが踊ってしまうのである。
因みにピンクレディーのお二方は、二人とも静岡の出身である。
その辺りもちゃんと、考慮に入れているのだろうか?(笑)

更にチームスポンサー紹介の際も、パルちゃんは活躍をする。
JALが紹介されれば、飛行機ポーズで走り回り、
グリコは、キャラメルの箱のあのポーズ、鈴与の際は、実際に鈴を振って鳴らす。
極め付けは、サプライヤーのプーマで、プーマのポーズをするのである。
名古屋のシャチもなかなかに可愛いが、ここまで芸はない(笑)。
いやぁ、実に活動的なマスコットである。
わが東京にはマスコットがいないが、こういうのを見ていると欲しくなったりする。

ウォーミングアップに入る前、スタッフも加わり、全員で円陣を組んだ。
過去にもなかったワケではないが、一丸となって戦おうという姿勢を感じた。
球技専用なので、ピッチが近いのもあるが、それにしても浜野さんの声、
腹から声が出ていて大きいなぁ。いつものように鼓舞していた。

この日のメンバー。
システムをここまであまり結果が出ていなかった4−4−2ではなく、
ルーカスを1トップに、栗澤をオフェンシヴハーフに置く4−2−3−1に変更したが、
東京ダービーからの先発メンバーの入れ替えはなし。
控えメンバーにユウスケではなくノリオが加わった。

先発
GK 土肥
DF 加地、ジャーン、茂庭、金沢
MF 梶山、今野
MF 石川、栗澤、戸田
FW ルーカス
控え
GK遠藤、MF浅利、MF三浦、MF馬場、MF鈴木規

清水には、2002年の途中まで東京に在籍していた、佐藤由紀彦がいる。
元々、彼はプロのキャリアを清水でスタートさせている。
(清水→山形→東京→横浜FM→清水)
現在の彼の背番号は20番。清水のゴール裏から多数の「20」のゲート旗が揚げられ、
「ユキヒコ」コール。マリノスに移籍した際は、常にブーイングだったが、
これには東京サポーターからも拍手。選手紹介の際も拍手だった。
怪我などもあったようだし、清水での出場機会もそれほど多くないが、
わが東京に在籍していた際は、チームに貢献してくれた選手の一人であるから、
頑張って欲しいものである(東京との試合の時は、頑張らなくてもいい)。

前半。
「今日こそ勝つんだ!」選手達に気迫が迸っているのが、ハッキリと伺える。
確かに凄く良いサッカーをしている、という訳ではない。
が、結果が欲しい!という気迫が、これだけ表に見えたのは良かった。
相手方FWとの1対1を身体を張ってセーブした土肥、
幅広いカバーリングを見せたモニ、激しい当りで相手を潰しに行くジャーン。
2試合連続で完封し、復調の兆しを見せる、わが東京の要塞。
「オレ達がゼロに押さえれば…」の気迫を感じた。
チャンスはお互いにあったが、前半は0−0で折り返し。

後半に、まず清水が動いてきた。ユキヒコに代えて沢登を投入し、
攻めのリズムを生み出していこうとしていた(ユキヒコは怪我をしたらしい)。
こちらは金沢が躍動し出した。機を見てスルスルと前線に上がってきて、
利き足でない右足でのシュートを2本、続けて放った。
決定的なピンチを防いだのも金沢だ。
そのシュートを2本放った後、沢登が放ったシュートを身を呈してブロック。
淡々とプレーしているように見える選手だが、絶対に勝つんだ!という気迫を、
身をもって表してくれていた。自分の中では、この日のMVPな存在だった。

守備陣の頑張りに、攻撃陣が応えなければいけないのだが、
最後の所で精度を欠いていた。が、それにルーコンが応えてくれた。
栗澤からのパスを右サイドで受けて、1対1の勝負から交わしてシュート。
クロスのようなシュートのようなカンジだったが、これが相手方DFをすり抜けて、
ゴールの左に突き刺さった。ルーコンの思い切ったプレーが生んだ、
今季リーグ戦7ゴール目は、貴重な先制弾。セレッソ戦以来の東京ブギウギ。

その後は清水も前掛かりになって、攻勢を仕掛けてきた。
上手いなぁ、と感心している余裕は、こちらにはなかったが、
清水の10番をJリーグ開幕当初から背負い続ける、ミスターエスパルスの沢登。
彼を軸にした攻撃は凄かったが、そこに土肥が立ちはだかった。
沢登が最多出場記録を持っている選手なら、土肥は連続出場の最多記録を持っている選手。
決定的なシュートをファインセーブして、チームを鼓舞していた。

残り10分のところで、ルーコンに代わってユウタが投入された。
彼の1トップとなったが、前線から執拗にチェイシングをかけていき、
相手方のミスを誘った。彼も「勝ちたい!」の気持ちをしっかりと持っていた。

残り時間が少ない所で、直接フリーキックを与えた。
セレッソ戦の時とは、逆サイドだったが、あの時の事が頭をよぎった。
が、壁を超えて来たボールは、枠の外へ。
「東京 東京 眠らない街 青と赤の オレらの誇り Wo,oh!」
追加タイムに入ってから、久しぶりにこのチャントが歌われ、
最後の交代枠でノリオが入って、間もなくタイムアップ。
リーグ戦では12戦ぶりに勝利を収めた。
4月10日以来、わが東京が勝利する所を見て、不覚にも涙が出てきた。
見ているこちらだって、勝つというのがどういうモノだったのか、
忘れてしまっていたくらいなのだから…。

試合が終わって、選手、原監督以下のスタッフの方達、全員がゴール裏へ挨拶に来た。
本当に久しぶりの、リーグ戦における勝ち名乗りである。
クールダウンをしている選手達全員にコールをして、ルーカスが「シャー」を1本。
最後のタイシコールが2度行われた後…何故か「オ〜〜」となり、
「シャー」をしっかりと3本。さすが、東京ガス時代から在籍している選手である。
更に「原東京」コールが起き、控え室に下がっていた原さんが出てきて、
それに応えた後、ここでも「オ〜〜」となって「シャー」を1本。

前記の通り、やっているサッカーは、決して良かったという訳ではないが、
チームが一丸となって戦う姿勢が、この日は表に現れていた。
粘り強く守る、というと守備的な印象を与えるが、わが東京の礎はそこにあると思うし、
積極的に前へ出て行く「攻撃的な守備」というのが、わが東京のスタイルだと思っている。
大量点は取れるというワケではないが、失点をしなければ、負ける事はないのである。

帰りのバスに行くと、みんな笑顔、というよりも、ホッとされていた方が多かった。
確かに1勝しただけ、と言えば、その通りなのだが、この日は素直に喜んでいいだろう。
ただチームは、これを続けていかなければ、意味がないのである。
この日のような気迫が迸っていた試合を続けていくのは、大変かもしれないが、
これを続けて行って欲しい。そう願っている。